IPv6(IPoE)接続サービス
通信速度公開
4466.jpでは、当社の事業所や実際にサービスをご利用いただいているお客様にモニターとしてご協力いただき、IPv6(IPoE)接続サービスで接続した回線の、実際の通信速度を収集、公開しています。
IPv6(IPoE)接続サービス 全国の通信速度
-
下り(受信)
272.59 Mbps -
上り(送信)
573.30 Mbps
接続機器に「ELECOM WRC-1167GST2(ファームウェア Ver. 1.21)」を使用。有線LAN接続環境下での計測数値となります。
- 本コンテンツ内で表示している計測速度は、Studio Radishが提供するスピード測定システムを使用してIPv6(IPoE)接続サービスにて接続した回線の速度を計測した平均数値となります。(計測期間:2021年4月12日~2021年4月18日)
- 上記計測速度は当社事業所、お客様宅にて「戸建てプラン」での測定結果を表示しています。
- 午前8時から翌午前1時までの間で1時間おきに計測しています。(深夜帯は計測せず)
- NTT東西各社様のIPoEネットワーク接続点(POI)は順次増設される予定です。単県にPOIが設置されるエリアとブロックPOIと呼ばれる複数の県をまとめたエリアがありますが、各POI最低1エリアにて計測した結果を代表値として各POIごとに表示します。
例:東北ブロックPOIは、青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島の接続点となり、宮城県で計測した値を代表値とします - 本サービスは、ベストエフォート型のサービスとなり、速度向上を保証するものではございません。
ブロックPOIのエリア、代表計測地点は下記の通りです。
・北関東ブロックPOI:茨城、栃木(代表値計測地点:茨城)
・北関東・甲信越ブロックPOI:新潟、群馬、長野、山梨(代表値計測地点:長野)
・東海ブロックPOI:静岡、岐阜、三重(代表値計測地点:静岡)
・関西2ブロックPOI:富山、石川、福井、滋賀、奈良、和歌山(代表値計測地点:奈良)
・中四国ブロックPOI:鳥取、岡山、島根、山口、香川、徳島、愛媛、高知(代表値計測地点:山口)
・九州ブロックPOI:大分、宮崎、佐賀、熊本、鹿児島、長崎(代表値計測地点:佐賀)
- 資料: 総務省「接続料の算定に関する研究会」 報告書よりPOI及び収容エリアを引用
IPv6(IPoE)接続サービスがご利用いただける DTIの光回線接続プラン
自分の環境の通信速度を計測したい方はこちらから
現在接続している環境での通信速度を計測したい方は、下のボタン(外部サイト※)から計測を行ってください。
- ※ 外部サイト(Studio Radishの通信速度測定システム「Radish Network Speed Testing」)へのリンクとなります
- ※ 測定のために、ブラウザの設定でJavaアプレットまたはJavaScriptを有効にしていただく必要がございます
自分でできる!通信速度の改善方法
通信速度があまり良くないとお悩みの方、まずはお使いの環境をチェックしてみると、意外なところに通信速度の改善要素がある場合がございます。
ご利用中の回線が本来持つ通信速度を引き出すには様々な要素がございますが、お使いのパソコン、LANケーブルなどにもその要素が隠されています。まずは以下の内容をチェックしてみてください。
LANケーブルのカテゴリーをチェック
インターネット回線とパソコンの接続を、LANケーブルを使って行っている場合、まずはLANケーブルの種類(カテゴリ)を確認してみてください。
LANケーブルには色々な種類があり、購入する時に「安いからこれでいいや」と選んでしまっていませんか?実はここに落とし穴がある場合がございます。
LANケーブルには「カテゴリ」と呼ばれる規格があり、それぞれの規格によって対応できる通信速度が違います。もし、ご自宅に最大1Gbpsの光回線を引いていたとしても、LANケーブルの通信速度が100Mbpsのカテゴリを使用している場合、当然回線が持つ本来の速度は引き出せません。
LANケーブルのカテゴリと通信速度
最大1Gbpsの光回線を引いていて、IPv6(IPoE)接続サービスを申し込んだのにカテゴリ5(CAT5)のLANケーブルを使っていては、最大でも100Mbpsまでとなってしまいます。是非一度、お手元のLANケーブルの種類、対応できる通信速度を確認してみてください。
LANケーブルだけでなく、パソコンのLANポートもチェック!
LANケーブルのカテゴリを確認したら、次はパソコンのLANポート(LANケーブルの差し込み口)をチェックしましょう。
実はこのLANポートにも規格があり、通信速度の上限も変わってきます。代表的なものでは、下記の種類がございます。
・10BASE-T(10Mbps)
・100BASE-TX(100Mbps)
・1000BASE-T(1Gbps)

少し古いパソコンだと、100BASE-TXが使用されていることが多く、理論上の通信速度上限は100Mbpsとなってしまいます。せっかくLANケーブルをCAT6にしているのに、LANポートが100Mbpsまでしか対応していないから通信速度が上がらない なんてことになりかねません。
もしパソコンが古く、100BASE-TXのLANポートを使用しているような場合、いまの(2019年4月時点)パソコンは1000BASE-T規格が主流になりつつあり、通信速度上限は1Gbpsとなりますので、LANケーブルのカテゴリにあわせてパソコンを新調してみてはいかがでしょうか。
無線LAN機器の規格をチェック
インターネット回線とパソコンの接続を、Wi-Fiルーターなどの無線LAN機器を使っている場合、それぞれの機器が対応している無線LAN規格をチェックしてみてください。
無線LANには共通規格(IEEE802.11)があり、規格に沿っている製品には「Wi-Fi」の記載があり、今では実質「無線LAN=Wi-Fi」となっています。Wi-Fiルーターは各メーカーから色々な製品が発売されていますが、対応している規格などにより最大での通信速度が変わります。
無線LANの規格と最大通信速度
無線LANの規格 | 周波数帯域 | 通信速度 |
---|---|---|
IEEE802.11a | 5GHz | 最大54Mbps |
IEEE802.11b | 2.4GHz | 最大11Mbps |
IEEE802.11g | 2.4GHz | 最大54Mbps |
IEEE802.11n | 2.4GHz/5GHz | 最大600Mbps |
IEEE802.11ac | 5GHz | 最大6.9Gbps |
IEEE802.11ad | 60GHz | 最大6.8Gbps |
上記は無線LAN規格での最大通信速度の一覧となりますが、必ず最大通信速度が出るとは限りません。
たとえば、IEEE802.11ac(最大6.9Gbps)対応のWi-Fiルーターであっても、
- ・受信側のWi-Fi機器(パソコンやスマートフォン)が同じ無線LAN規格に対応していない場合
- ・Wi-Fiルーターの同時ストリーム数(MIMO)が少ない場合
- ・受信側のWi-Fi機器(パソコンやスマートフォン)の同時ストリーム数(MIMO)が少ない場合
などの場合は、最大速度での通信ができません。
同時ストリーム数(MIMO)とは?
MIMOとは、複数アンテナを使って通信効率を上げようという機能です。2つのアンテナを使う場合は2ストリームと呼ばれ「2×2」と表記されます。たとえば、IEEE802.11acの1ストリームだと433Mbpsですが、MIMOの2×2(2ストリーム) では倍の866Mbps、3×3(3ストリーム)では1.3Gbps、4×4(4ストリーム)では1.7Gbpsと速くなっていきます。
イラストはあくまでもイメージで、機器によってはMIMOの機能があっても、アンテナが外部に出ていない製品もございます。
それらを踏まえ、先程の無線LAN規格の最大通信速度一覧を見てみると、このようになります。
無線LANの規格 | 周波数帯域 | 通信速度 | 帯域幅 | MIMO | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
なし | 2×2 | 3×3 | 4×4 | ||||
IEEE802.11a | 5GHz | 最大54Mbps | 20MHz | 54Mbps | - | - | - |
IEEE802.11b | 2.4GHz | 最大11Mbps | 22MHz | 11Mbps | - | - | - |
IEEE802.11g | 2.4GHz | 最大54Mbps | 20MHz | 54Mbps | - | - | - |
IEEE802.11n | 2.4GHz/5GHz | 最大600Mbps | 40MHz | 150Mbps | 300Mbps | 450Mbps | 600Mbps |
20MHz | 72Mbps | 144Mbps | 217Mbps | 289Mbps | |||
IEEE802.11ac | 5GHz | 最大6.9Gbps | Wave1 80MHz |
433Mbps | 866Mbps | 1.3Gbps | 1.7Gbps |
Wave2 160MHz |
866Mbps | 1.7Gbps | 2.6Gbps | 3.5Gbps | |||
IEEE802.11ad | 60GHz | 最大6.8Gbps | 2.16GHz | 6.8Gbps | - | - | - |
いま(2019年4月時点)一般的なWi-Fiルーターですと、「IEEE802.11ac/866Mbps」という製品が多く流通しています。同時ストリーム数が多くなると機器は高額になり、受信側の機器(パソコン)の無線LAN機能も多くの同時ストリームに対応しなければならないため、高い機能が求められます。「ゲーミングパソコン」と呼ばれるようなパソコンには、高機能の無線LANカードがよく搭載されていますが、一般的なパソコンに搭載されている無線LANカードでは、多くの同時ストリームには対応できないので、高額のWi-Fiルーターを購入しても、機能を発揮することはできません。
無線LAN機器で接続をされている場合は、是非これらを参考に現在の状況をご確認ください。
※ 本内容はあくまでも改善方法としての一例であり、これらの方法を実施しても通信速度が改善しない場合もございます。