IPv4接続中 IPv6接続中
  1. IPv6(IPoE)接続サービスとは
  2. IPv6とは
  3. ご利用開始までの流れ
  4. 対応機器一覧
  5. 注意事項
  6. よくあるご質問
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インターネット接続サービスの基礎知識

IPv6なのに遅い? その原因とすぐできる解決方法

IPv6なのに遅い? その原因とすぐできる解決方法

IPv6を使用できる契約にすればインターネットが速くなると聞いたのに、速くなった気がしない……という場合、何かしら遅くなっている原因があるはずです。「IPv6は高速」と言われるのはなぜなのか、そして通信速度が遅いときには何が悪いのか、その原因と解決方法を解説していきます。

IPv6とは?

IPv6は「Internet Protocol Version 6」の略で、インターネットプロトコルの最新バージョン(バージョン6)です。

インターネットプロトコルとはネットワーク上で通信を行うためのルールのことです。IPv6より古いバージョンにはIPv4があって現在も使用されています。ちなみに、バージョン4とバージョン6の間には5番目のプロトコルも存在しているのですが、名称は「?Experimental Internet Stream Protocol, Version 2(ST-II)」(RFC1190、後にRFC1819に改訂)というもので、これは実験的なインターネット・ストリーム・プロトコル第2版として発表されており、IPv4と区別するためにIPv5というバージョンが与えられていました。

IPv6が誕生した背景には、IPv4を使い続けているとやがてIPアドレス(ネット上の住所のようなもの)の数が不足するという問題がありました。世界中でインターネットが利用されるようになるにつれ、グローバルIPアドレスの枯渇が現実化してきたわけです。IPv4の仕様が決められたのは1981年、IPv6は1995年(RFC1883)です。

現在はIPv6が普及し始め、IPv4とも併用しながら、徐々にIPv6への移行が進行している時期と言えます。

IPv6だから速くなるというわけではない

「IPv6は高速」という話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。しかし、厳密に言えば「IPv6だから速くなる」というわけではありません。同じ光回線を使っていれば、通信速度そのものはIPv6でもIPv4でも変わらないのです。

では、なぜIPv6は高速と言われるのでしょうか。その答えは、IPv6のみが対応している「IPoE」という接続方式にあります。

IPv6は「PPPoE」と「IPoE」という2つの接続方式に対応しています。一方、IPv4は「PPPoE」にしか対応していません。

従来方式である「PPPoE」の場合、NTTの回線設備であるフレッツ網とプロバイダーを接続する際に、接続口となる「網終端装置」という設備を使用しなくてはなりません。しかしNTTのルールによって「網終端装置」の設備を増設することが容易ではないため、その結果、インターネットの接続数やデータ量が増えるゴールデンタイムには「網終端装置」がボトルネックとなって混雑が起き、速度が遅くなることがあります。

これに対して、「IPoE」は「網終端装置」を必要としません。VNE事業者と呼ばれるネイティブ接続事業者が提供するネットワークを介してダイレクトにインターネットに接続します。そのため夜間や休日でも速度が低下することが少なく、安定した速度を保つことができるとされています。

別の言い方をすれば、IPoE方式で接続したIPv6には、渋滞を避けるための新しいバイパスが用意されているイメージです。そのおかげで、光回線本来の高速かつ安定した通信を利用できるというわけです。

IPv6なのに回線速度が遅い原因

プロバイダーとの契約内容がIPv6を使用するものになっているはずなのに速度が遅いと感じている方は、次の5つのポイントをチェックしてみてください。

光回線の技術上の最大通信速度が100Mbpsもしくは200Mbps

例えば、NTT東西の初期のフレッツ光 は理論上の最大通信速度上限が100Mbpsや200Mbpsで提供されていました。この場合は、NTT東西へ連絡し、フレッツ光ネクストのギガラインタイプもしくはスマートタイプへ品目変更を申し出る必要があります。

プロバイダーがIPoE方式ではなくPPPoE方式

IPv6を使用していても、プロバイダーがIPoE方式に対応していない場合は、PPPoE方式で接続されてしまいます。上記のように、PPPoE方式ではIPv6であっても、IPv4と回線速度が変わりません。なかには、IPv6を使用できるのにIPoE方式に対応していないプロバイダーもありますので要注意です。

ルーターやパソコンの設定が誤っている

使っているルーターとパソコンのどちらか、もしくは両方の設定で、IPv6を使用するようになっていない場合があります。

ルーターのスペックが低い

ルーターのスペックが低い場合、IPoE方式に対応していないことがあります。

利用しているサイトがIPv6に対応していない

IPv6で通信するには、接続先であるサイトもIPv6に対応している必要があります。しかし、IPv6に対応していないサイトもまだ多くあります。よく利用するサイトがIPv6に対応していないと、表示速度が遅いと感じることがあるようです。

IPv6なのに回線速度が遅いのを解決する方法

ここでは上記の原因に対応した解決方法について説明します。

NTT東西に連絡

こちらは、前述の通りフレッツ光であれば、光回線の技術上の最大通信速度が100Mbpsもしくは200Mbpsの可能性があります。したがって、工事費の発生や機器交換の費用が発生する可能性はありますが、NTT東西へ局番なしの116で電話し、品目変更を申し出る必要があります。

IPoE方式のプロバイダーに変更

現在のプロバイダーがPPPoE方式でしか接続できない場合、IPv6に対応していて、なおかつIPoE方式で接続できるプロバイダーに変更する必要があります。

ルーターやパソコンの設定を確認

ルーターは通常、回線契約でIPv6を使用するようになっていれば自動的に判別されることが多く、その場合、特別な設定は必要ありません。ただ、回線契約の内容をあとから変更したときなどは、設定の初期化が必要になることがあります。ルーターの設定画面はブラウザから開くことができます。取扱説明書で開き方を確認して設定画面を表示したら、IPv6に関する設定がないか確認してみてください。

パソコンも、Windows7以降なら最初からIPv6が有効になっているはずですが、念のため設定を見直してみましょう。

Windows10の場合、設定するには「コントロールパネル」⇒「ネットワークの状態とタスクの表示」⇒「ネットワークと共有センター」と進み、画面左の「アダプターの設定の変更」を選択、使用する「イーサネット」のアイコンを右クリックして「プロパティ(R)」を選びます。

そして「イーサネットのプロパティ」画面の「ネットワーク」タブで、「この接続は次の項目を使用します(O):」の枠内にある「インターネット プロトコル バージョン 6 (TCP/IPv6)」にチェックを入れましょう。

さらに、「インターネット プロトコル バージョン 6 (TCP/IPv6)のプロパティ」を選んだ状態で「プロパティ(R)」に進み、「IPv6 アドレスを自動的に取得する(O)」と「DNS サーバーのアドレスを自動的に取得する(B)」を選択して「OK」を押して、「イーサネットのプロパティ」の画面に戻ったら「閉じる」を選択します。

IPv4 over IPv6を活用

「IPv4 over IPv6」は、基本的にIPv6環境で通信を行いながら、従来のIPv4アドレスでの通信もできるようにする技術です。IPv6を使っていてIPv6に対応していないサイトを利用するときも速度を落としたくない場合、このIPv4 over IPv6が利用できるプロバイダーを選ぶのがおすすめです。

スペックの高いルーターに変更する

ルーターがIPoE方式に対応していない場合は、対応しているルーターに変更する必要があります。

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※ DTI光の各種特典内容は予告なく終了または内容を変更させていただく場合がございます
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